「―――ふぅ…さっぱりした」 マリナとの電話を切ったあとお風呂に入った私は、ベットの上で髪の毛を乾かす。 今日は宿題もないから、あとは寝るだけ……。 そんなことを考えて、私は上半身をベットに倒した。 ――今日は色々あったけど……。 想いが通じて、良かった。 これからはずっと斗真の隣にいれるんだね。 あの甘い香りに包まれて。 あの腕で抱きしめられて。 あの瞳に見つめられて。 あの唇で、キスされて――…。 考えれば考えるほど恥ずかしくなっちゃうけど…。 それと同じくらい、幸せなんだ。