放課後のお勉強~イケナイ課外授業~



「ほら、早く」



もう一度私を引き寄せて、私の頬を優しく包み込む。



さっきよりも距離がグンと近くなって、心臓は尋常じゃないくらいに騒ぎ出す。



「少なくとも俺は栞のこと好きなんだけどな~。栞はそうじゃないのか」



はぁ……と悲しそうな表情でため息をつく斗真。




―――ずるいよ…。



私が斗真をいじめても、いっつもヒラリと交わすのに。



私が何も言えないことを知ってて、こうして意地悪するんだ……。



「早くしないと、近所の人に見つかるよ?」



私が斗真に勝てる日は来ないのかな……?




「……――だから…」



「………何?」