……斗真と一緒にいたらドキドキして、心臓もたないよ…。


こうやって一緒にいるだけで心拍数は早くなるし。



…私、大丈夫かなぁ??



そんなことを考えながら、ふたりで家路を歩く。



「栞」



「――はいっ!?」


急に名前を呼ばれて、心臓がドキッと跳ねる。



しかも、声が裏返った…。



「プッ!何、お前。緊張してんの?」



私の様子に気付いた斗真は面白そうに聞いてくる。



「…き、緊張なんてしてないもんっ」



ほんとはスゴイしてるけどっ!



そんなこと言ったらバカにされるもん!!