「もう限界。栞は俺のモノになったから、触ってもいいだろ?」
意地悪そうに微笑むと、首筋に唇を押し付けて。
「――んっ…」
また、さっきの甘い痛み。
私のシャツの中に、斗真の大きくて綺麗な手が侵入してきた。
もう、どうなってもいいかも――…
そう思い瞼をそっと閉じて、身体の力を抜いたとき。
私のシャツに侵入してきた手が、ピタッと止まって。
斗真の視線が、私から入り口のドアへと向けられた。
そして、喋るなという風に、私の唇に斗真の人差し指が置かれる。
……何?
私も首だけ動かして、ドアに視線を移す。

