ドキンッ――…
斗真の姿を見たとたん、跳ねる心臓。
「――よぉ」
私に気付いた斗真は、ニコッと優しい顔を見せる。
その仕草にも胸が激しく鼓動する。
ドキドキとうるさい胸をキュッと押さえて、斗真に近付く。
「――遅かったじゃん。……おいで?」
ポンポン、と斗真の隣を叩いて、そこに座るよう促す。
私は言われた通り、隣に静かに腰を下ろした。
斗真の匂いが強くなって心臓を締め付ける。
斗真との距離が近くなって……。
顔が燃えるように熱くなった。
バレないように、と下を見るけど、
「顔、赤いな。まだ熱あるの?」
斗真にはバレてたみたいで、熱をはかろうと額に手を伸ばしてきた。

