月曜日の昼休み。


今日はお勉強がない日。



だけど、斗真に対する気持ちを…伝えなきゃ。



お昼ご飯のパンとカフェオレを鞄から出したとき。



「お~いっ!栞ちゃんっ!!」



教室の外からこちらを見て手招きしている雅也くんの姿が。



「雅也くん?今マリナはトイレ行ってるけど…」



「違う違う…。栞ちゃんに伝言!」


ニカッと笑顔を見せる雅也くん。



伝言…?


誰から?と首を傾げる私の耳に口を寄せると、



「斗真から」



小さく声を漏らした。