「――私が?」
「そうよ。あんた以外誰がいんの?」
と、斗真を好き?
キョトンとする私を見ながら、マリナは静かに話し始めた。
「好きな人ができるとね、胸がドキドキするの」
――…斗真を想うとドキドキする。
「その人を想うとね、眠れなくなるの」
――…斗真にキスされた日は、眠れなかった。
「好きな人に何されてもイヤじゃなくなって、」
――…斗真にキスされても、正直イヤじゃなかった。
「その人のことに、いちいちドキドキしてね、」
「もっとその人のことを知りたい、って思うの」
もっと斗真のこと知りたい……。
「……全部当てはまってるでしょ?」
――確信した。
“そんなことない”って否定してても、心のどこかでは
斗真のことが、スキなんだ……――。

