翌日の土曜日。
9時くらいに目覚めた私はケータイを開いて驚いた。
マリナからの着信が8件、メールが12通も来ていたから。
メールの内容は全部“電話ちょうだい!!”だった。
昨日から全然ケータイ開かなかったからな……
私はマリナに電話をかける。
『あっ!あんた昨日どうしたのよ!!』
電話に出たマリナは、開口一番に昨日のことを聞いてきた。
「どうしたって、何が?」
『郁也くんから聞いたけど、柊くんと早退したんでしょ?』
マリナの話によると、マリナと郁也はいつの間にか仲良くなってたらしく、
保健室の出来事を聞いた、と言っている。
『で、柊くんと何かあったの?』
「え…なんで?」
『なんとなく。女の勘ってやつ?』
「……別に、なんもないよ?」
昨日の出来事は、あんまりマリナに話せなかった。
斗真に対する気持ちが何か分からなくて不安だったから。

