え……? 「俺のこと“斗真”って呼んだら離してやる」 わけがわからずポカーンとまぬけ面をしている私の髪に指を通すと 弄ぶようにして指に絡める。 ふわっと、マンゴーの香りが私を優しく包む。 柊くんの家のシャンプーはいいにおいだ。 「俺のこと“斗真”って呼べねーの?」 挑発的な瞳をする柊くん。 その瞳に見とれて、私の胸は焦げそうだ。 「あいつのことは呼び捨てなのに、俺のことは呼び捨てできねーの?」