「……泣くなよ…。バカ」
それでも柊くんは私の涙を全部拭き取ると、
ちゅっ…と音を立てて私の瞼にキスを落とす。
「ひゃああ…」
その行為に、私の体温は一気に上昇して。
「その反応。…そそられる」
私の耳に唇を寄せて、妖しく囁く。
柊くんの吐息が耳にかかって、
「ん……っ」
自然と声が出てしまう。
顔が熱くなって、りんごみたいに真っ赤になるのが自分でもわかる。
きゃあああ……
ヘンな声出しちゃった…
恥ずかしいよ……
私は赤くなった顔を隠そうと俯くと、
「――ダメだ」
柊くんの否定する声と共に、
――ドサッ
「――え…?」
いつの間にか私の視界には、白い天井が入っていた。

