「きゃっ!」 ひゃあああ!! か、雷……きた… 私は体を縮こませ、雷の音が聞こえないようにテレビの音量を上げる。 こ、恐いよぅ…… いつくるかわからない恐怖にビクビクし、目をギュッと瞑る。 ピカッ!! ゴロゴロ… ひぃいいいいっ!! 光ってから雷が鳴る時間までが短くなり、段々と近付いてくることに怯える。 私は半泣きになりながら耳を塞ぐ。 その時、頭上から声が聞こえた。 「何してんの?」