でも、キスされたときは……嫌じゃなかった。 “もっとしてほしい”って訳でもないけど。 なぜか嫌じゃなかったんだ……。 「――あぁ~っ!もうっ!!」 ダメだ…… 突然の出来事で頭の整理がつかない。 なんでキスされたのか、とか。 なんで私のこと“可愛い”って言ったのか、とか。 謎がいっぱいありすぎて頭の中がごちゃごちゃ。 私はこれ以上柊くんのことを考えないように、ゆっくりと目を閉じた。 だけど、この時から 柊くんのことが少しだけ気になっていて。 頭の中から柊くんの存在が消えなかった。