ゴチンッ!!


「――…やっぱり熱あるな…」


……へ?


おそるおそる目を開くと、そこには柊くんの顔。


おでこに感触があり、よく見ると柊くんのおでこがピタッとくっついていた。



……キスじゃなかった…。


熱はかってただけなのね……


なんか、勘違いしてた自分が恥ずかしい……



私は俯いて赤くなった顔を隠す。



それに気付いた柊くんは私の顎をくいっと持ち上げると、



「……なに?キスされると思った?」


ニヤリと妖しい笑みを浮かべてきた。