……ここ、柊くんの部屋だよね…?
なんか、凄い広いんですけど。
私の部屋とは比べ物にならない。
……ていうか、私の家のリビングの2倍以上はあるね。
黒を基調とした柊くんの部屋は物がごちゃごちゃしてなくて、とてもシンプル。
ソファーに、大型テレビ、長方形のガラステーブル。
部屋の片隅にあるデスクにはノートパソコンがあるし、
ベットなんてダブルベットだ。
私が口をあけて周りをキョロキョロ見渡していると、
「失礼します。古河井です。タオルをお持ち致しました」
ノックの音と共に、部屋の外にいる古河井さんの声がする。
「お風呂に入られると聞かれましたのでバスローブもお持ち致しました」
「サンキュー。悪ぃな」
「お風呂が入りましたらお呼び致します」
ドアの周辺でそんな会話が聞こえたあと、バタンとドアの閉まる音がして
「――タオルでしっかり拭いとけ」
フカフカのソファーに座っている私の頭にタオルをかける。
「…ありがと」

