消しゴムが廉のこめかみにヒットする。 廉は大きめの目を吊り上げ、正紀を見た。 「お前なぁ……」 「クマできてるぞ」 「え?」 彼に指摘され、目の下をなぞる廉。 しかし、自分ではよく分からない。 「昨日ちゃんと寝たか?」 「寝たけどさぁ……あんまり寝た気がしないんだよな」 「どういう事?」 「変な夢見た」 目を擦り、夢の内容を頭に浮かべる。 レンと言う奴が出てきて、何やらおかしな事を言ってきた。 顔も身体も廉に瓜二つ。 目の赤いレン。 未だにアレが何なのかは分からない。