「ちょっと!?」 リュカの制止も聞かず、廉は鎌の柄の部分で敵の首を叩く。 叩かれた相手は、崩れ落ちるようにしてその場に倒れた。 「攻撃しちゃいけないんだろ?だったらこうするしか無いじゃん」 「そうだけど……」 話している間も、敵から目を離そうとしない。 そして、次々と容赦無い攻撃を繰り出していく。 その間、廉はずっと楽しそうに笑っていた。 得体の知れない恐怖。 リュカは一歩後退りした。