クククとリュカが楽しそうに笑う。 廉は首を横に振り、鎌を握り直した。 「そうじゃないけど……何かちょっとつまんないな」 「そう?私はこの状態が一番楽しいけど」 「何で?」 「命を懸けて、悪魔探し。美しいし、楽しいと思わない?」 「……もういいよ」 呆れてしまう。 リュカは相変わらず楽しそうにしている。 悪魔が出てこないからこそ、できる表情なのだろう。