「――と言うわけで、清教徒革命は起こったのです」 花影(はなかげ)高校五時間目。 お昼を食べ終わり、一番眠くなる時間帯だ。 しかし睡魔と戦いながら、みんな真剣に授業を受けている。 そんな中、睡魔にノックアウトされて眠る生徒がいた。 窓側の一番後ろ。 日差しが暖かくて気持ちがいい席だ。 「せんせーい、清水君が潰れてまーす」 ビシッと手を上げ、告げ口をする女子生徒。 皆、一斉に窓側の一番後ろに目がいく。