カトレアを追い掛け、鎌を振る。
しかし、ことごとくかわされる。

そのお返しにと、彼女からは光の玉が飛んでくる。
廉はそれをモロにくらう。

相変わらず綺麗なカトレアに対し、廉は既にボロボロだった。

「このままだと、確実にあの子死ぬわね」

「だな……」

場外二人が不穏なことを呟く。
廉は首を振り、カトレアに集中する。

しかし、急に彼はピタッと足を止めた。
カトレアの足も自然と止まる。

そして、廉は困ったように言った。

「なぁ、これってやってる意味あんの?」

「ハァ!?」

リュカと正紀が声を上げる。
廉は眉間にシワを寄せた。