「何でも、私達の見えない相手と戦ってるらしいよ」 「それってただの痛々しい人じゃ……」 廉が茶々を入れると、正紀が彼の頭を教科書でひっぱたいた。 バシンと、いい音が廉の頭から聞こえる。 「ちょっ!オレの脳細胞が無くなる!」 「そうか。それは大変だな」 「他人事みたいに言うなよ!」 「だって他人事だし」 「……」