絞り出すように反論する。 そんな彼を見て、楓は楽しそうに目を細めた。 「廉!まだ来てる!!」 リュカが叫ぶが、既に手一杯で相手にしていられない。 相手を弾き返そうと力を入れるが、それ以上の力で押し返される。 「これ以上……辛い……」 「頑張りなさいよ!」 「いや、マジで……」 「ううん……」 リュカも呻く。 こうしている間にも、廉に敵が差し迫る。 リュカは彼の背中に回り込み、両手を前に突き出した。 「縛!」 周りの空気が振動し、目の前にいた敵が固まる。