意地悪な笑みを浮かべるリュカ。 廉は彼女に苦笑いを返し、女子生徒に向かって鎌を振り上げた。 「――ねぇ、本当に私の事殺せると思ってるの?」 今まで廉に背中を向けていた彼女が振り返った。 途端に廉の動きが止まる。 「ちょっと?どうしたっていうのよ?」 リュカが廉を見上げる。 廉は鎌を構えたまま、目を見開いていた。 口はポカンと開いており、僅かに震えている。 何か見ていけないものを、しっかりと見てしまった時の表情だ。