「取り敢えず、今日は必ず仕留めなさいよ。これ以上被害が広がらないように」 「了解!」 リュカに念を押され、廉は静かに頷いた。 そして、尾行を続ける。 やがて彼女は昨日と同じ、高架下の公園に入っていった。 「ビンゴだな」 「喜ぶのはまだ早いわよ」 フンと鼻を鳴らすリュカ。 彼女の気に背中を押され、廉はそろそろと女子生徒に近付いた。 廉に背中を向けて項垂れている。 その場を微動だにしない彼女。 廉は息を殺し、一歩ずつ歩みを進める。