あたりは真っ暗で、夜だった。 少し、痛む頭を起こしあたりを見回した。 すると、イスに座りながら寝ている 龍也の姿があった。 「…龍也?」 少しの間のあと眠そうなまぶたを開き 「真優!?大丈夫か?」 心配そうに覗いていた。 「大丈夫だよ?」 すると、病室の入り口がいきなり開いた。 「えっ!?真優!?」 そこには、驚いた顔をした優苺の姿があった。