私は教室に入り、黒板の前に立つ。
白のチョークで、哲先輩、ピンクのチョークで、大好き
と書いた。
それから10分くらいして、また一人の足音が聞こえる。
今度は確信している。
先輩だって。
もう、驚かない。
白のチョークで、哲先輩、ピンクのチョークで、大好き
と書いた。
それから10分くらいして、また一人の足音が聞こえる。
今度は確信している。
先輩だって。
もう、驚かない。


