「でもどうやって女子捕まえるか?」


「そうだな…あ、隣って女子トイレだろ?もしかしたらいるんじゃね?」



…………えっ!?



ビクリと肩を震わせた私の同様なんて知らない男子達は、そのまま会話を進めていく。



「え、じゃあ俺らの話聞かれてたりして」


「かもな。まあそれなら、口封じするだけだな」


「口封じって、オイ」


「例えば彼女にするとか?あーでもブスだったらな…」



残念ながら私はどうせブスですよ!


今すぐ叫びだしたい衝動に刈られたが、唇を噛み締めて必死に堪える。



「んじゃ奴隷にするとか」


「どこまでも酷いヤツだな、お前」


「可愛い子だったらそんなことしないって」



ブスにはするのね…!



「んじゃ隣覗いてみるか?」


「そうだな。いるかもしれないし」


「いたらどうする?」


「捕まえるっしょ」



え、なに…こいつら、女子トイレまで入ってくる気!?



どうやら、私が思っていたよりも男子達は…純粋では無かったらしい。