「奈々ちゃん、めっちゃ俺のタイプなんだけど」

その日のメールで
こう言われた。
なんて返して良いか
分からず、放置していたら
携帯が鳴った

「奈々ちゃん、俺の事、何%好き?」

あたしはこのときにはもう
君を意識してたんだと思う。
「80%かな」

これはあたしの素直な気持ちだった。

「あと20%だね」

うん!とは言えず、
今度はあたしが質問した

「蓮くんは何%あたしの事好き?」

ドキドキしながら返事を待った。