「…………っあ……」
唖然とする七虹をよそに、
(七虹、睫長いな…)
なんて、随分呑気な俺。
「……それ以上、言うな。」
キョトンと小首を傾げる七虹の顔は真っ赤だ。
「七虹のせいじゃないから。
俺のこの怪我は。」
「…………でも…」
「俺がしたくてやったことだから…!
……な?」
「…………ッうん。
ありがと、祐大くん…。」
コテン、と
頭を俺の胸に預けた七虹。
意外な七虹の行動に、
ドクンドクンと、異常なほどに騒ぐ心臓が煩い。
(このの音……聞こえちゃわないかな…?)
「………本当に、俺がしたかっただけだから、安心しろ…?
………さっきの、キスも、な。」
「………っ!!」
七虹の耳元で静かに囁く。
(ダメだ…
最近、七虹といると
我慢できねぇや……)
「好き、だ……」
改めて、もう一度告げてみる。
胸の中に収まる七虹の反応は、
より一層、
愛おしいものに、なっていた。

