すると「入ります。」の声と共にさっきの三つ編みの男性が入ってきた。
手にはお茶を持っていた。



?「お茶をお持ちしました。」
河「ありがとう」
?「いえ、」
河「彼は僕のお世話役の雨隣と言います。」
雨「紹介が遅れました。私河合雨隣-カワイウリンと申します。」




お辞儀をすると彼はテキパキお茶を渡していった。
雰囲気的に出来る秘書のようだ。




森「苗字が一緒って事は兄弟すっか?」
雨「いえ、私は拾われた身です。」
河「それ以来僕のところに仕えてくれています。」




もらったお茶に手を伸ばす。
持つと少し温かい。
小さい声で「温かい」とつぶやくと聞こえたのか雨隣は笑い、「女性は体を冷やしてはいけませんから。」とこたえた。
その心遣いに感動する浅井だった。