浅「ハァハア…ハァ、」
住宅街を横切りダッシュで走る浅井。
学校からどんどん離れ助けも呼べない。
半泣き状態で走っていた。
浅「(疲れたよ…、もう嫌だっ)」
後ろから追ってくる男との距離はだんだんと迫ってくる。
その恐怖で足がすくみそうだ。
浅「いっ!」
足を着くと足首に痛みが走った。
きっと昨日の捻挫だろう、痛みによって足の力が抜けその場にへたり込む。
逃げようと立ちがあるが足が思うように動かない。
浅「うぅ…っ、はや、く」
男「いたぞっ!!!」
見つかり逃げようと必死に走る。
しかし伸びてきた男の手に止められる。
両手を捕まれ身動きが取れない。
白い布を持った男がだんだんと近づいてくる。
首を横に振り必死に抵抗する。
男「大丈夫、一瞬でおわ…、」
バキッ!!
男の言葉が途中で終わったのが不思議に思い前を向くと男が宙に舞っていた。
そこにいたのは…、
浅「折原く、ん?」
折「浅井から…離れろっ!!!」
すごいスピードで浅井の両手を掴んでいた男達を殴る。
殴られた男達は伸びていた。
1人だけ鼻から血を流しこちらを睨む男がいたが全然迫力がない。
男「てめぇよくもっ」
折「これ以上浅井に近づくな、」
男「黙れガキがぁあああぁああ!!」
折「黙る方はお前だチンピラ!!」
殴りかかってきた男に右ストレートを決める。
ストレートをもろに食らった男は伸びた。
折「浅井大丈夫か?」
浅「うっ…折原君!!」
折「うおっ!?」
浅井は折原に飛び付き溜まっていた涙が溢れ出した。
折原の中で泣き出した。
浅「恐かったよぉ…、恐かった……、」
折「う…、よ、よしよし」
抱き付かれたのにびっくりして言葉が出ない折原は浅井をあやす事にした。
頭を撫でるしか出来なかったが。
意外とウブな彼なので顔が真っ赤になっていた。
