反対側のグループは…、






優「走ろ〜走ろ〜私は元気ぃ〜♪」
和「本当元気そうでよかったよ。」


走りながら優雅に歌を歌っていた。
しかし周りも見るのを忘れず。
キョロキョロしていると折原が何か見つけた。




折「ん?」
藤「どうした折原?」
折「あそこに、誰かがいる…、」




皆して見ると空き地の草むらに1人座っている子を発見した。
あの特徴のある水色の髪の毛で誰だかはすぐ予想できた。




優「慧っ!!」
慧「おぉっ子分3号。」
和「3号って…、」
慧「何か言ったか5号?」
和「何でもないよ…、」




今更だが何故か番号呼びで呼ばれていた事に気付いた。
まぁ、それは置いといて、慧を確保と何をやっていたのか聞いてみた。




慧「鍵探しだよ。投げられて」
藤「な、成る程なぁ…、」
折「見つから無いのか?」
慧「だから探してるんだよ!!子分8号!!」




どうでもいいが、子分番号で呼ばれると全員の番号も知りたくなってくる。
鍵探しを手伝いながら聞いてみた。




藤「なぁ、子分番号で俺って何号?」
慧「6号、」
和「じゃあ皆は?」
慧「赤毛が1号、茶色い髪のやつが2号。黒髪の大人しいのが4号、猫持ってた黒髪のやつが7号」
優「浅井は?」
慧「ボス!!」




慧の子分番号は、鈴神1号・森谷2号・優木3号・杉崎4号・和島5号・藤本6号・千葉7号・折原8号・浅井ボス、らしい。




優「そっちあったか7号?」
藤「俺は6号だ!!」
優「あっ、間違えた、」


何だかハマってきて皆で番号で呼びあうが全く覚えない人がいたり…、
しかし空き地で鍵1つを見つけるのに相当時間がかかる。
前のストラップよりもかかりそうな気がした。




折「見つからないなぁ、」
和「僕、なんか空き地で探し物ってデジャブを感じて…、」
「「確かに…、」」




ストラップよりも集中力が切れて遊びたい衝動がくる。
まぁ最初に遊びだすやつなんて決まっている。




優「折原、ドーン!!」
折「うわっ!?」




やはり最初に遊びだしたのは優木だった。
折原を優木が飛ばした。
その衝撃でよろけながら藤本にしがみ付く。
藤本も急な衝撃で和島を押してしまう。




藤「うわっちょ!!」
和「ちょっと!!」




和島がバランスをとるため足を前に踏み出すと…、






キィーン





「「おっ?」」


和島が足をどかすとそこには銀色の鍵が落っこちていた。




慧「それだ5号!!」
和「本当?よかった。」




鍵を手に取り慧に渡す。
慧は嬉しそうにお礼を言うと紐に通して首にかけた。



慧「よかった、母さん今日なんか男の人と話すから帰りが遅くなるって…、」
折「今なんて…」
慧「帰りが遅くなるって」
優「その前!!」
慧「男の人と話すから?」




「「何だって!?」」




多分男の人と言うのは昨日会ったやつらだと考えいいと思う。
そんな男に話があるなんて悪い事しか考えられない。



和「よりによって血の気の盛んな人達が向こうに…、」
優「すぐ手がでるなww」
藤「わかるww」
折「一応電話してみるか…、」