浅「どうぞオレンジジュース、」
慧「ありがと、しかし汚い部屋だな。」
「「うるさいっ!!」」


仕方なく慧を部室に連れてきて軽く自己紹介。
急に弟子にしてくれなんて言ってくるものだから頭が追い付いていない人がちらほら。
しかも部室を汚い扱い…、


慧「汚い綺麗は置いといて、」
鈴「おまえが言ったんだろっ!!」
森「俺達の部室は発展途上なんだっ」
慧「お願いがある!!」
鈴&森「(泣)」



小学生に話しをスルーされる高校生は泣きながら折原にくっついた。
くっつかれた折原はよしよしと真顔で2人の背中を叩く。
その様子を見て軽く笑っている藤本と優木。
さっきから話が進んでいない事に気付き話を再開させる。





和「それでお願いって何?」
慧「妹を捜してほしいんだ。」
「「妹?」」
慧「うん、おれみたいな可愛い小学3年生は捜すのが大変なんだよ。」
杉「あの子自分で可愛いって言ったよ、」
「「うんうん…、」」




すごいドヤ顔で言ったその神経がすごいと2人を宥めている折原が呟いた。



それはさておき、彼、緒方慧-オガタケイの話を聞くとつい最近一緒に暮らしていた妹、麗-レイが姿を消したらしい。
その事に関して母親は何も言わないらしい。




浅「確かにそれはおかしいね…、」
優「むむむっ…事件の匂いが…、」
杉「優木のはドラマの見すぎだよ、」
優「そんな事ないぞ、多分…、」




そんな2人はさておき確かにおかしな事である。
この問題は高校生の彼らが解決出来そうもない。
しかし慧の問題をほっとけない。
しかも彼らの性格的に答えはYESしかなかった。




鈴「任しとけっ!!」
和「おっ立ち直ったんだww」
折「人捜しなんて言っても校内だけじゃないんだぞ、」
藤「確かに街全体捜さなきゃいけないな。」
浅「あっ!いい人いるよ!!」



「「いい人?」」