「……本当に修太郎だったの?」 「分かんない…。でもあれは…」 見かけによらず、低くて落ち着いた声。 私の好きな“ミルクティー” 君に始めて合ったときにあげた“オレンジジュース” どう考えても、修太郎くんだよね…。 「まさか瑠衣ちゃん…幸ちゃんのこと捨てないよね…?」 何言ってるの、未来ちゃん…。 「竹ちゃんは、大切な人だよ…」 「そう、だよね…」 未来ちゃんの、安心したような、不安げのような顔が脳内に染み付く。