私は下を向く。 「てっきり、瑠衣ちゃんは修太郎の場所知ってると思ってた」 「……私、水族館行ったきり会ってないから」 少しの沈黙が流れる。 でもすぐに、私の腕を掴んだ。 「でも、瑠衣ちゃんには幸ちゃんがいるし!ね!落ち込まないで!」 「うん…」 落ち込んでるつもりはない。 だって、私は修太郎くんのこと何とも思ってなかったわけだし。 きっと、病院抜け出したの初めてだったから忘れられないだけだよね。