夏休み。 私は未来ちゃんと図書館にいた。 「涼しー」 机に頬をつける。 静かな図書館に私たちの声が響く。 店員さんがこっちを見ている。 やばいやばい。 私は視線をそらす。 「そういえば、どう?幸ちゃんとは」 「んー?まあまあ」 「まあまあって何よー!ハッキリしないなぁ」 未来ちゃんの元気さは相変わらずだった。 今なら、聞けるかな…。