食べ終わって、食器を洗う竹ちゃん。 私は竹ちゃんの後ろ姿を見つめる。 「よし!」 竹ちゃんが急に振り返るから、思わず視線をそらしてしまった。 「瑠衣?どした?」 竹ちゃんは、私の隣に腰を下ろした。 「何でもないよ」 私は抱きしめられる。 「嘘はダメだよ」 竹ちゃんはニコッと微笑むと、私を押し倒した。 私たちの体は静かにソファに沈んでいく――。