竹ちゃんが荷物を持ってくれる。 「未来は、講習だって」 「そっかー」 私が歩き出すと、竹ちゃんは合わせて歩いてくれる。 私たちの中で、修太郎くんの話はしないようになっていた。 「瑠衣、今からどうするんだ?」 「とりあえず荷物置いてご飯食べたい」 「じゃあ瑠衣ん家行きますか」 私たちは他愛ない話をしながら家へ向かった。