一向に良くならない体と、絶対に治るを毎日言われ、私のストレスはどんどん溜まる。 「瑠衣ちゃんと同じ年くらいの男の子が来たのよ。修太郎くんっていうんだけど」 「そうなんですか」 なんで入院してきて喜んでんのよ。 別に喋らないわよ。 「じゃあ、またお昼にくるわね」 来なくていいし。 看護士は病室を出る。 私は個室だから、看護士がいなくなり静かになる。