「はあ、はあっ…。疲れた…」 「病人が走って良かったのかね」 「ダメでしょ…」 修太郎くんと私は、結局駅まで走った。 こんなに走ったの、何年ぶりだろう。 もう何年も走ってない私の体は、とても重かった。 でも、一瞬だけ軽くなったの。 きっと、私遅かったよね。 でも、そんな私に修太郎くんはペースを合わせてくれた。 優しい人なんだね。