修太郎くんは立ち上がる。 「明日、9時にあの大木の下に待ち合わせな」 「はーい」 「パジャマのまんま来んなよ」 「はーい」 「じゃ、また明日」 修太郎くんは最後に私の頭をポンッと叩いて部屋を出て行った。 ……服あったけな。 何だかんだ言って、私は明日が楽しみなのかもしれない。 明日が絶対来るとは限らない。 そんな考えはなくなっていた。