「かわぃ~♡この制服着たかったんだょね~」

制服を着て鏡の前でくるりと回るあたし、神崎美波。
今日から高校生です。
「新しい恋の予感♪がんばらなきゃ!」
そしてあたしは家を出た。



「うっわ~ココがあたしの通う星蘭高校かぁ。
あっ!クラス表見に行こっと」
あたしは走ってクラス表を見に行こうと思って
1歩足を出した瞬間、石につまずいた。
「ぎゃっ...いたたたた」
みんながいる所で大胆に転けてしまった。
恥ずかし~!
「おい、邪魔なんだけど」
ふと声をかけられ上を向くとイケメンな男子があたしを
見下ろしていた。
「ぁ...すいません」
あたしは謝り、走ってクラス表を見に行った。

さっきの男子顔はいいのに。
何よ、あの態度!
邪魔って...大丈夫?の一言ぐらい
かけてくれてもいいでしょ?














この時からあたし達は運命だったんだ。

これから起こる事をあたしはまだ
知らなかった...。