またもや変な顔をすると、 「顔にでていますよ」 そう言ってきた。 こいつには、気をつけねぇとな… 「失礼しました。お嬢様をずっと抱えて疲れたでしょう」 「…いや、全然。こいつ軽すぎだし…」 「雪様です。名前」 こいつ、雪って名前なんだ… 呑気に考えながら、リムジンの後部座席に横たわらせた。 「今日は夜遅いですし、お泊まりしていってくださいませ」 俺の返答を待たず、無理矢理リムジンに乗せられる。 ま、いっか… 明日も学校休みだし…