俺には、バレたらマズイ秘密がある。 実は俺、笹本 雷は笹本財閥の御曹司である。 だから、何度もパーティーに出席したことがあるが、俺には何の権力もないのに俺に気に入られようと引っ付いてくる。 ただ息子ってだけで… そんな生活に嫌気がさし、夜の街に出るようになった。 って、俺のことはどうでもよくて… てか、来んの速くね!? 場所も教えてねぇのに… それが声にでたのか知らないが、執事が答えた。 「GPSですよ。お屋敷はここの近くですし…」