今まで赤い瞳しか分からなかった女の姿を見て、息をのんだ。



こんな奴が、一人でこいつらを倒した!?



黒くて背中まで伸ばしたキレイな髪
透き通る白い肌
大きな瞳にはびっしりと長いまつげ



赤い瞳ということを除けば、誰もが絶世の美女だと言うだろう。



少し握れば折れそうなぐらい細い体している彼女が、地面に倒れている男たちを倒した人物だとは到底思えない。



だが、事実は事実だ。