「人んこと勝手に撮るんは悪シュミやね。」 やわらかな笑みとともに吐き出される言葉。 声がとても あたたかくて 春の日差しのように 輝いていた。 方言のようなものが入った言葉。 いろいろ入っていて、どこの人かわからない。 九州・・・とか?西の方かな・・・。 「ぶっ!」 彼はいきなり笑いだした。 「君、面白い子やね。不思議。」 彼がそう言った。