たしかにあった その人は いつのまにか 私の後ろにいた。 振りかえると、彼が私を見つめていた。 吸い込まれてしまうのではないかというほど そんなとても綺麗な瞳で。 どれだけ時計の針が進んだだろうか。 ふと、時間を気にした瞬間 彼の口が動いた。