あの洗濯物の汚れも御母様の仕業です。 窓から見えていました。 綺麗になった真っ白なシーツを踏み付けている御母様を。 とても恐ろしい、何かが取り憑いたかのと思ってしまうほどです。 何が楽しいのかわかりませんが、色々とストレスが貯まっているのでしょう。 さて、汚れてしまったシーツを洗いに行かなくてはなりません。 外は灰色で今にでも泣き出しそうです。 ――僕の代わりに。