「大丈夫。あたしらから離れるなんて、ありえないから」

「で、でも…。いつか、めんどくさくなるかもしれないじゃない」

「あ、麻友ぅ?あんた、私たちの事信じられないってこと?」

「そんな…、そんな事ないよ!」


そう答えると、柚稀は笑った。


「…奈波と麻友はどう思ってるかわかんないけど。私は、ずっと3人一緒でいたいって思ってるんだよ。私は、あんたらの事大好きなんだから…」

「あたしも、柚稀と麻友のこと大好きだよっ!」

「柚稀…、奈波…」


嬉しかった。
柚稀と奈波も、私と同じ気持ちだったなんて…。

今までの経験からして、私は絶対に友達に捨てられるって思ってた。


でも―――

この2人なら

柚稀と奈波の事なら、信じられる気がした。

ううん、信じる。


何歳になっても、おばあちゃんになっても

3人はずっと友達だって。


親友だって…―――