ケータイ小説 野いちご

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野いちご学園の新着投稿

    • 先生

    授業中、先生の背を見るのが、ただなんとなく好きだ。

    「いいか。ここ、凄く大事だからメモしとけよ」

    それは私がただ、先生を好きなだけ。

    叶わない恋だって、よく言われる。

    それでも、先生を見ると、やっぱり好きが止まらない。

    放課後、一人で悩むのは癖だ。誰もいなくなった教室で、呟く。

    「葉山先生って、彼女いるのかな……」

    「いねえよ」

    「そっ、か……っ!?」

    顔を上げると、そこには葉山先生。呆れたように笑う顔は、意外と優しい。

    「あ、あの、忘れてください……っ」

    先生はいたずらに笑って、無理、と囁く。

    「何のためにそうしてたと思う?」

    「えっ……?」

    「本当、鈍いよな」

    するりと先生の指が、私の髪に触れる。そして、先生は私の耳ギリギリにまで近寄る。

    先生の熱が伝わって、身体が火照る。

    「俺はお前だけしか見てねえよ」

    優しく唇を奪うあなたは、ずるい大人だ。

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    • 幼なじみ
    • 放課後
    • 教室
    • 後ろからギュッ

    ホームルームが、終わり帰る寸前だったとき、幼なじみの零君が声をかけてきた。

    「ねぇ、最近俺に冷たくない?」

    「そんなことないよ!」

    私は、皆にいじられるのが嫌で少し話すのを控えていた。でも、それもすぐに気づかれてしまい...

    「皆に、いじられるのが嫌なの?」

    「う、うん...ごめんなさい。」

    「謝るのですむと思ってるの?」

    「どうやったら、許してくれる?」

    私は少し、怪しげに聞いてみた

    「なら...」
    ギュッ
    後ろからハグをされ顔が熱くなって、私は下を向いて顔を隠した

    「隠しても無駄...そんなに可愛いんだからもっとちゃんと見せてよ」

    「は、恥ずかしいよ...」

    そして、優しくそっと零くんの唇が重なった。

    「もうあんまり、可愛くしないで...」

    「っ!」

    「そんなこと言われるとますます好きになっちゃう」
    二人とも顔が赤くなりながらももう一度キスをかわした..

    開く閉じる

    • 憧れの先輩
    • 放課後
    • 教室
    • 頭ぽんぽん

    ずっと好きだった相手は大好きな私の親友と付き合っています。
    「陽菜…大丈夫。俺がいるよ…」
    そう言っていつも頭をなでてくれる。
    「先輩…私、先輩のこと好きになりたい」
    こんなに優しい2個上の先輩。
    もうすぐ先輩は卒業する。
    「俺は陽菜が好きだよ…」
    ずっと私のことを好きでいてくれる先輩。
    無神経なのはわかってるけどつい頼ってしまう。
    先輩だけが唯一ずっとそばにいてくれたから。
    それでも…
    「私はあいつのことが好き…だから…」
    「俺だって陽菜が好きなことは辞められないから、本気で好きじゃなきゃ恋の相談になんて乗らないよ」
    「先輩…」
    「だから、そろそろ俺のことだけ見てくれない?」

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感想ノート

エトセトラエトセトラ (yu_ra/著)

  • イトウ先生さん

    またスケッチ的なお話を書いてしまいました。「ユーリカ」と被るかなとも思ったのですが、これはこれで気に入っています。好きな雰囲気だと言っていただけて嬉しい。

    気の抜けてぬるくなったソーダほど、味気ないものはありませんね。背徳感すら覚えます。
    ですが今回の彼女のソーダ水はまだしゅわしゅわです。泡立った彼女の感情が、白んだ空へ溶けてゆくのです。

    感想まで残してくださりありがとうございます。とっても嬉しいです。

    話が変わりますが。時折、イトウ先生が描写リレーに参加しているのを発見しては、毎回惚れ惚れニマニマしております。短い文章でも、やっぱり貴方の書く文字がすきだなあ、なんて思っております。

    yu_ra   2014/12/21 22:19

  • 夏は暑いはずなのに、彼女の感情も生々しいもののはずなのに、ソーダ水が満ちているせいで、すべてが半透明で生ぬるい。
    明け方の、青には程遠い、白んだ薄氷色の空がソーダの表現と相まって素敵でした。

    ソーダも飲み始めは美味しいですけれども、時間が経つと物足りなくなってしまいますものね。
    物語ってやっぱりいいなあ、と思いました。最近、あまり本を読めていなかったので、好きな雰囲気のものに触れられて嬉しかったです。ありがとうございました。

    イトウ先生   2014/12/20 18:47

  • 小林洋右さん

    まあ私が女である為に、やはり女性の心理に偏ってしまいますね。男性目線のお話も書きたいですが、その心理を描写するのはまだ少し難しそうです…。

    綺麗だなんてお褒めの言葉、ありがとうございます。綺麗さを求めて書いた作品なのでその言葉がとても嬉しい。

    しゅわしゅわ。は、彼女のある気持ちを表していて、実はそれは良いものではないのです。熱を冷ますというよりも、冷めた熱を眺めている感じです。女は恐いですね。必ずしも、言葉や行動とその心が一致しているわけではないのです。
    小林さんも、お気を付けあそばせ…。笑

    yu_ra   2014/12/19 06:51

  •  さらりと官能的ですね。朝のベランダで、二人が昨夜の熱を冷ましている場面でしょうか。洋画なら、バスローブ姿であったに違いありません。バスタオルだとダメなんですよね、これが。

     こんにちは。作品があまりに女性の心理的な内容であったため、うまい言葉が浮かばない小林でございます。

     とは言うものの、かなり綺麗でしたよ。内面にあるしゅわしゅわと、匂いまで伝わってきそうな親密さが、しかし、いやらしくなく描かれておりました。風と髪と汗の描写など、実に秀逸であります。

     いつか私も女性の耳元で何かを呟いてみようかな。と、思うだけは思ってみます。

    小林洋右   2014/12/18 19:28

  • 小林洋右さん

    コンプリートありがとうございます。なんだか、気恥ずかしいですね。勿論ここに居る作品たちは私をそのまま投影しているわけではないけれど、やはり少なからず私の血潮が流れていると思うので、作品を読んでいただくことは私という人間の内部を覗くことにも等しい気が致します。だから小林さんにはなんだか、化けの皮を剥いだ部分を見られてしまったようで、少し気恥ずかしい。しかしその中身が私であることは違いないから、いっそ清々しくもある。そんな気分です。

    私も楽しかったですよ。このサイトを覗く度に小林さんからのコメントが残されていて、とっても嬉しかったです。真摯に文章に向き合ってらっしゃる方なのだな、と思いました。小林さんのおかげで自分の作品を見直すこともできましたし、やはり小説は、物を書くことは面白いなと、再確認させていただきました。

    "書ける人"なんて。私には勿体無いお言葉です。(でも猛烈に嬉しい)
    貴方様から頂いた言葉の数々に恥じぬよう、精一杯、誠心誠意、でも自分らしく気負わずに、ゆらゆら〜っと、これからも書いてゆこうと思います。お楽しみに。
    それから、鬱陶しいなんて露ほども思いませんので、いつでもいらっしゃってくださいね。もう一度私の作品を読み直して下さったりしちゃったりしたときに何か気になる点が出てきたら、とか。まあなんでも。

    こちらこそ本当にありがとうございます。この感謝の気持ちがどうか小林さんに届きますよう。
    では、また。

    yu_ra   2014/02/23 22:17