「……す、好きかどうか、よくわかんないけど。大翔だったら、イヤじゃない……よ?」

 ……こんな自分も初めて。

今、赤くなってる顔も、女の子らしい口調も。


だけど、大翔の前だからこそ、素直な自分でいられる。


「いいよ……」

私は目をギュッと、つむる。


正直、怖い。

幼なじみ以上の関係になって、離ればなれになるんじゃないかとか。


けど……、大翔が私のそばにいてくれない日は、もっと無理な気がする。